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構造と工法

METHOD

空気がまわる。
だから、さらさら。

たとえば、豊かな森に囲まれた渓流を想像してみてください。
上流から下流へと絶えず水が流れ、水面が透きとおって輝いて見えます。
手のひらですくって飲めば、ひんやりと冷たく、おいしいと感じるでしょう。

流れる中できれいに濾過され、いつでも新鮮、空気もそのようにあってほしい。

清潔で快適な空気が滞ることなく流れ続けるために、ファースの家では茅葺き屋根の思想を現代に合った形で再現する独自の「健康空気循環システム」を採り入れ、構造体を空気がぐるぐるまわる仕組みをつくりました。

家の中をいつも清潔な空気が動いているから、サラッと快適。

生涯の健やかな暮らしを願って、ファースの家は温熱性能と空気の管理に真剣です。

健康住宅に必要な4つの要素

  • 01温度

  • 02湿度

  • 03空気清浄

  • 04空気の流れ

人が、家が、健康になる
「ファースの家」の健康空気循環システム

茅葺屋根の思想を住宅の性能として生かすために、床下にファースシリカ(シリカゲルを改良して調湿と空気清浄を行う)を敷き込み、家屋内での湿気をため、常に「湿度調整」を行います。
「ファースの家」は、ファース専用の健康空気循環システム「AIキット」による換気を行っています。外気からの新鮮空気は、高効率型熱交換器を通して室内温度に近づけてからサイクル用送風ファンユニットによって床下に送り込み、空気の上昇による空気循環換気を行っています。
天井裏で換気、床下で調湿・清浄した空気が家全体に循環するため、構造木材の含水量をほぼ一定に維持し、さらに冬は窓から入った太陽熱を家の中に取り込んで蓄熱し、暖房に大きく貢献します。
また、夏場は太陽高度が高くなるため、その角度を利用して日射熱を遮蔽し、冷房貢献します。天井裏に設置したエアコンにより天井裏を均一に冷やし、二階は天井からの輻射冷房、一階はサイクルファンで床、壁からの輻射冷房でマイルドな冷房ができます。

ファースの家

「ファースの家」6つの特徴

1空気清浄

キレイな空気をつくる、しっかりとした換気機能

健康空気循環システム「AIキット」は通常運転モードと排気運転モードの2種類の換気方式があります。通常運転モードでは天井裏の熱交換式換気扇から取り入れた外気を床下に送り込み、壁内通気層を上昇しながら家全体を循環し、室内空気をキレイにします。加えて、床下の「ファースシリカ」がホルムアルデヒドなどの有機系ガスや臭気も吸着し、キレイな空気を保ちます。

2調湿機能

健康と家の構造を守る耐久性・調湿機能

「AIキット」の通常運転モードによる空気循環と「ファースシリカ」の効果により、高湿度や過乾燥状態を防ぎ、家中の空気を病原菌が発生しにくい状態に保ちます。
さらに木材の腐食を防ぐ環境となるため、構造体の耐久性向上にも効果があります。

3高気密・高断熱

冬暖かく、夏は涼しく過ごすための高気密・高断熱

「ファースの家」は、壁の中の断熱材が経年劣化しにくく、外壁と接する柱などの木材からの熱損失を軽減する方法として、外側は「ファースボードK」、内側は現場発泡スプレー方式の断熱材「エアクララ」の内外ダブル断熱を採用。気密と断熱を同時に実現し、まるで魔法瓶のように長時間室内の温度を保ちます。また、窓には断熱性能の優れた「専用サッシ(窓)」を使用することで、熱損失を抑えます。

4地震対策

地震の揺れに柔軟に対応

木造軸組工法等で強固に組みあげ、一般住宅と同等以上の強度を発揮する「ファースの家」は、丈夫な基礎と土台の間に吹きつける樹脂発泡断熱材「エアクララ」が、外壁、土台、基礎をシームレスに包み込み、地震の揺れに柔軟に対応します。
平成元年に「ファースの家」を開発してから起こったすべての大地震において、全国各地に存在する「ファースの家」の建物の構造に被害を受けた例はありません。

5省エネ・エコ

環境にも配慮しながら光熱費も経済的

余分な湿気を排出しない、エネルギー効率が良い、燃焼ガスが発生しない、CO2の排出を抑えるなど、機能面・環境面ともに多彩なメリットがあるエコ電化仕様を採用。
「ファースの家」は、エコ電化ならではのムラのない暖かさや涼しさを実現します。

6冷暖房のランニングコスト

人にも家計にも優しい

エネルギー効率が良い、燃焼ガスが発生しないなどの理由で、エコ電化仕様を採用しています。高気密・高断熱とエコ電化仕様により、省エネでムラの少ない冷暖房空間になります。
また、室内の冷暖房の熱を逃がしにくい構造とエコ電化機器の採用でランニングコストの削減にもつながります。

「ファースの家」にはこんなメリットも!

床までぽかぽか・ひんやり

健康空気循環システム「AIキット」と天井裏エアコンの効果で、輻射熱による冷暖房が可能になり、床面や天井面からの冷暖房効果が得られます。

非常時も暮らしを支えるエコ電化住宅

「ファース工法」では、少ないエネルギーで快適な空間を管理するために、エコ電化住宅としています。
住宅設備のエネルギー源を電気とするエコ電化というと、停電などの非常時を心配される方も多いですが、エコキュートのタンク内に残っている水・湯を使用できるほか、構造体やファース専用部材などに暖気や冷気が蓄熱&断熱性能が高いため室温が急激に変わりにくく、停電後2日間くらいは乗り切れたという青森県内のお施主様の声もあるように、メリットになり得る部分もあります。

断熱材の厚み以上の安心感

断熱材は「現場発泡樹脂材厚さ特定ゲージ(実用新案取得)」により、断熱材の厚みをしっかり管理。実際はゲージが隠れるまで吹き付けるため数ミリ厚みが増し、厳寒の地青森には欠かせない断熱性能も万全です。

全国の「ファースの家」加盟工務店にて、二代目活躍中!

全国に加盟工務店があり、工務店には後継ぎ(二代目)も増えてきています。北海道ハウスの代表取締役 相馬伸慈も二代目です。
他の加盟工務店の二代目とも交流を持ちながら、ファース工法の普及・継承はもちろん、知識・技術の向上、アフターメンテナンス対応など、長い年月対応できるよう日々努力を重ねております。